原点は六畳一間の飲み処
”Bar booShino”

20代前半、新卒で入社した会社で寮生活を送っていました。親しくしていた同僚数名と毎晩のように飲み明かしていましたが、場所は決まっていつも私の部屋でした。当時、部屋に鍵はかけておらず、家主がいなくても出入り自由でした（笑） キッチンは無く、洗い物は洗面所、調理はカセットコンロと電子レンジという有り様。仕事終わりに集まり軽く飲む日もあれば、食材を買い込んでパーティーをしたことも多々ありました。いつしか私の部屋は『bar booshino』と呼ばれるようになり、2006年に退職するまで営業は続きました。その当時から「将来はbar booshinoを開業」と冗談半分に言っていました。 あれから10年。2016年に東京から故郷北杜市へ戻って来た時、私の中には当時の想いが残っていました。帰郷した後もこの地で経験を積み、新たなご縁にも恵まれる中で想いは少しずつ形となっていきました。20年ほど前と同じように、気軽にドアを開けていただき、軽く飲んでいくもよし、ガッツリ飲んでいくもよし、ワインを片手に気兼ねなく集える場所となってほしい。。。『booshino』とはそんな想いが込められた場所です。